日本では埋葬の仕方が、価値観の多様化という名のもとにお墓への埋葬、樹木葬、海洋散骨等が言われています。これらの背景は、日々の活動の多様化、行動範囲のグローバル化などがあるかと思います。
外国は、どうなのでしょうか?親や関係者の死者に対する弔い方というのは長年の宗教観が影響するように受け止めています。日本は、太平洋戦争の敗戦から戦前の価値観の否定を受けるという洗礼を受けます。これらの社会的背景や考え方は別稿におくとして、そのような価値観の転換が大きく影響を受けているように思います。
しかし、葬儀や埋葬の意味は、様々に言えるかと思いますが、自分の親や関係者のことを思うのであれば、仏様の世界と現世をつなぐ場としてのお墓が欲しいし、残された者が思い出だけでなく実際に存在する存在として思いを馳せる場がほしい。そうであれば、やはり、お墓というのは社会の中にあり続けてほしいというのが率直な感想です。
家やお墓、どれも高いというのがそもそもの出発点なのかもしれません。どうすれば宗教観に裏付けされ、また、日常のなかで負担を少なくできる埋葬方法があるのか、難しい問題です。歴史をひもといて考察していくと、もしかしたらお墓というのは、お金に余裕のある人の埋葬方法だったのかもしれません。
皆さんは、どう考えていますか?
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