野村監督に関する本に触れて

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 先日手に取った「遺言」(飯田絵美著)を読みました。なぜか涙がとまらなかったです。

 私は、私淑している人の一人に野村監督がおり、心の師匠の一人です。前述の著書には、晩年、特に奥さんをなくされた後の、かつての番記者だった著者との交流のなかでの、野村監督の一面や考え方などが記されており、特にかつての教え子若しくは交流があった記者との交流の場面などは、非常に心が動かされました。

 会社の社長や組織のトップとなると孤独であると言われ、私も実感するところですが、人との関係における実際とは異なるようにも思いますが、日々の時間の流れで感じる孤独感が野村監督は非常に大きかったのかもしれないなと感じました。

 私自身が野村監督に私淑し始めたのはいつだったか。遅くとも日経の私の履歴書に野村監督の内容のときがあり、それを小さくコピーをして持ち歩いていた頃だったのではないかと思います。また、10数年前になりますが、小川軒(代官山だったように思います。)で仕事関係の人と食事をしていたら、野村監督と奥様(サッチー)がいらっしゃって、そのときはとても興奮した記憶があります。握手をお願いしたい若しくはお声がけしたい衝動にかられましたが、プライベートでの食事にそのようなことは無粋かと思い、やめましたが、少し後悔したのも良い思い出です。

 その野村監督の亡くなるときのお話などを記載した前述の著書に触れ、とても深い感慨に浸りました。

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