親が亡くなっても悲しめない?

相続
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それまでの経過は人それぞれであるが、親がいる以上親の死に直面する方は多いのではないでしょうか。そして、多くの人は親の死に直面し、悲しむ・・・と想定しているのではないでしょうか。

 しかしながら、です。国や公共団体の中で生活するなか、私たちは多くの制度の中で生活しています。これらは人が幸せに生きるための制度なのですが、それが、親の死に直面したときには、人として自然な感情にブレーキをかけるものとなるように思います。死亡診断書、その先の死亡届などにはじまり、その後の行政への届出などです。また、社会生活している以上、預金などもはじめこれらの届出、その後の財産の承継などです。そうです。あまりにもやることが多すぎて、親が亡くなったことを悲しめないのです。むしろ、親の死を面倒と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

 詳細は、多くの文献で諸場面での対策や手続などの知見が発表されていますので述べませんが、これこそ、自分たちのイメージする生死 と 現実のズレなのではないかと思います。少なくとも業者や形式的な民間の手続については、一つの届出で全て済む方法があれば、皆が人間的な感情を持ちながら、それぞれの幸福感を感じられるようになると思うのですが、何か良い対策はないものでしょうか。

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