いよいよ大規模修繕開始!

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 賃貸事業をしている大家さんはいろいろな構造をもつ賃貸物件を所有することになりますよね。昔の落語では、雨漏りがしても直さない大家さん像が描かれたりしています。建築物というのは建てるときも相当なお金が必要になりますが、建ててからも費用が発生するというのは皆さん周知のとおりです。建物の寿命は、木造建物で20年とか22年、軽量鉄骨造りは27年、鉄筋コンクリートで47年などと言われているようですね。これは税法上の減価償却期間という整理から言われているもののようであり、本当の建物の寿命とは異なるようです。ちなみに、減価償却というのが法律に現れたのは昭和22年の法人税法の改正時、その前の大正時代には通達という形ですがそのような考え方が表れているです。

 建物を建てる方からすると一度建てたら100年も200年も持つものにしてほしいと願っているのですが、技術的にはどうなのでしょうか?イギリスとかでは、建築物の構造が異なるのでしょうが、古い建物を保有し、それを賃貸しているというテレビのバング意味ありました。

 私が保有している木造の賃貸物件は、親の代から小計した物ですが、屋根や外壁塗装などの大規模的なものものをしてきておらず、今回初めて大規模修繕をすることになり、3月に入り、その工事が着工することになりました。

 先日、その足場を組見始めました。この足場というのが関わらない人にはわからない世界なのですが、結構な費用がかかるのです。個人の賃貸物件のオーナーになると、必ずしも工事に直結する部分ではないので、削れないのかなとの感想を持つのですが、難しいみたいです。気になるのは足場に関係する業者さんの利益率ですが、どうなのでしょうか。

 また、屋根の修繕等をするのに、アスベストの検査なども必要となっており、諸々のコストがかかります。

 昔の建物を建てるというと、そのコアの部分をイメージしますが、現在の社会では、建物には、環境の面、安全の面などから様々なコストがかかるとともに、その建物の維持のために様々なコストがかかり、建物を保有すること、イコール、高コストということになるというのが実感です。

 住まいもサブスク、という意見が聞かれる世の中になっています。昔のように衣食住の「住」の部分を本当にどのように考えるのか、価値観が変わってきた時代なのかも知れません。

 されど、保有している物件は長生きしてほしい。だからこその修繕です。いよいよ始まりました。

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