家具転倒対策と称して穴を開けられたらたまらない!

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 家具転倒対策として、一般論的に突っ張り棒やL形若しくは連結の金具での固定などが案内されていることはよく目にしませんでしょうか。災害の被害を目の当たりにするにして、その大事は実感されることが多いのではないでしょうか。

 この点を大家の視点でみたときにはどうでしょうか。そうです。原状回復の問題です。

 部屋を借りて頂いている方の安全は最優先だけど、されど、消防庁などで案内される「L字型金具」などで穴を開けられる、突っ張り棒などで壁のへこみがつくといった問題は、非常に問題です。理論上は賃借人の負担で直すということになろうかと思いますが、現実的にはそう簡単ではないのではないでしょうか。例えば、建物躯体に起きた変化はそうは直せない、穴を開けられてしまっては到底直すのにもコストがかかるといった視点です。賃借人の方が相当の費用をかけて直して貰えるならばまだしも、そのコスト負担を巡りトラブルになったりすることもあるのではないかと思います。

 そうなんです。大家の視点でいうと、建物に負担をない形での安全対策を推奨いただきたいということです。安全対策という名目のもとに金具での穴開け、建物に変形を与える器具の使用は控えてほしいということになります。

 もっと言えば、消防署とかの家具転倒対策では、賃貸物件特有の方法を案内頂けないかと思っているところです。

 皆さんはどのように案内していますか?

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