中古マンションやアパートに関する投資物件のオーナーになった人への融資に関する問題で、不正融資問題として弁護士により弁護団が組まれ、またスルガ銀行においても相当程度の弁護士が関わって裁判(調停)がなされているようです。
詳細はわかりませんが、オーナー側からは、銀行員個人の責任を超えて、スルガ銀行の組織全体の不正行為による責任追及を目指しているとのことです。事実関係は当の当事者しかわからないのかもしれません。
それぞれの利害があるなかで起きた事件で、どこを見て着地点につくことがいいのか、関わっている方には考えて頂けたらいいなと思っています。現在その物件には、誰かがお住まいではないのかなとも思っておりそのかた達はどうなっているのでしょうか。また提供する住まいの空間がどうなっているのかも気になります。
賃貸物件のオーナーになってみて、賃貸事業者としての賃貸経営の大変さは身にしみて思います。投資をして利益を得ていくという夢のような話とは全くことなるのが現場感です。そのようななかで起きた融資問題です。誰がわるいということではなく、賃貸物件の市場を巡る現状、その賃貸市場における賃貸物件を投資の対象とみる現状、そのようななかで、賃貸物件に関わる各関係当事者の意識における現状など様々な問題があり、そのような問題意識が前述の裁判で整理されていけないものかなと思っているところです。
白黒つけるような結論だと、誰も幸せになれないように思っているのですが、皆さんどう考えますか?
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